分娩後出血に関するケアとは

分娩後出血に関するケアの総称を指します

体験者の声

(弛緩出血の既往あり)

今回もやっぱり出血しまして、大量に、弛緩出血。それで処置をしていただいて、ちょっとたってから、子宮に出血がたまっていたみたいで、ちょっとたってから大量出血でした。

1回院長先生が退席されていて、助産師さんだけになったときにごぼっと出たので、慌てて院長先生を呼んでいただいて、あとは弛緩出血のお決まりのパターンの処置をしていただいて。

3人とも同じ場所で出産したので不安は少なかったです。

エビデンス

【 BQ217】 胎盤娩出前後のタイミングに関わらず、子宮マッサージのみで分娩後出血を予防することはできない。 

  • 子宮マッサージのみでは、分娩後出血(500mL以上、1000mL以上) を予防する効果はない。 
  • 胎盤娩出後に子宮マッサージを行うことで、平均出血量や追加の子宮収縮薬の使用は減少する可能性があるが500mL以上の出血を防ぐ効果は有意ではない。 
  • 子宮マッサージを受けた女性の約3分の1が痛みや不快感を訴えているため、実施時には考慮が必要。 
  • 分娩後出血予防には、子宮収縮薬の投与や適切な臍帯牽引など、他の介入と併用することが推奨される。  

【 CQ211】分娩第 3 期に積極的管理を行うことを提案する。ただし、ローリスク産婦の場合には、待機的管理を行うことも選択肢の一つとなりうるが、分娩期に分娩後出血のリスクが発生した場合には、積極的管理に移行することを提案する。 

  • 積極的管理(AMTSL)は、娩出後出血(PPH)を予防するための標準的なケアであり、主にオキシトシン投与、臍帯の早期クランプと牽引、子宮マッサージで構成される。 
  • 子宮マッサージ単独ではPPH予防効果は限定的であり、オキシトシン投与と併用することでより効果的に出血を抑える。 
  • AMTSLの実施により、PPHの発生率や重症度が低下し、輸血や追加治療の必要性も減少する。 
  • WHOはオキシトシン投与を最優先とし、子宮マッサージは補助的な手段として推奨している。